兎に関する言葉

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「兎」のつく言葉を色々並べてみました。

目次
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ことわざ

兎追いが狐に化かされたよう
呆然自失の様。
兎、波を走る
波が白く輝いて、兎が走るように見えるところから、月影が水面に映っている様の例え(歌曲・竹生島)。兎は象や馬に較べ、水に入る度合いの少ないことから、仏教の悟りに於いて浅い段階にとどまっている人の例え。
兎に祭文
馬の耳に念仏に同じ。
兎の毛で突いたほど
ほんのわずかなこと。また、ほんの少しのこと。兎の毛(うのけ)=兎の毛は、非常に木目が細かく、細い。
兎の子生まれっぱなし
自分のしたことの後始末を全くしない無責任な事の例え。
これは、ノウサギについて云われた言葉。ノウサギと云うのはアナウサギに比べ、多くの危険に晒された状態で生れる(地上で生活する為)ので、生れてすぐに走る事が出来るようになる。目立たないよう親は子供と一緒にいる事を避け、一日に1~2回しか授乳をしない。
兎のさかだち
耳が痛い、当てこすりに聞こえて辛いの意の洒落。兎の耳は長いので、逆立ちをすれば地に擦れて痛いだろう、と云う発想から。
兎の字
「兎」と「免」の字形が似ているところから、免職を言う隠語。
兎の角論
うそばなし。根拠のないことについてする無益な議論。
兎のどんぶり返り
兎の逆立ちに同じ。
兎の登り坂
前足に比べて後ろ足が長い兎は、坂を登るのが得意である事から、よい状況に恵まれ、力を発揮することを指す。
兎のひり放し
兎は糞の始末をせず、そのままにしておく事から、仕事の後始末をつけない事の例え。「兎の子生まれっぱなし」に同じ。
兎の昼寝
「兎と亀」の寓話から、油断して思わぬ失敗を招く事。
※実際には、兎は殆ど熟睡をしないし、寝ている間も常に周りを警戒しているのですが……。
兎の糞
長続きしない事。
兎の股引
何をしても、最初だけで後の続かない者。
兎の耳
人の知らない事件や噂などを良く聞きだしてくること。
兎の罠に狐がかかる
思いがけない幸運をつかんだこと。
兎は好きだば、苦木も噛む
蓼食う虫も好き好きに同じ。
兎兵法
つまらない謀略を巡らして、かえって失敗すること。
兎も七日なぶれば噛み付く
どんなにおとなしい者でも、度重なるイジメを受ければ怒り出す、ということ。また、忍耐にも限度がある、ということ。
兎も三年なぶりゃあ食いつく
どんなにおとなしい者でも、度重なるイジメを受ければ怒り出す、ということ。また、忍耐にも限度がある、ということ。
兎を得て蹄(わな)を忘る
魚を得て筌を忘る。
出典は荘子。兎や魚を捕まえてしまえば、罠の事は忘れてしまうように、物事を成就すれば、その手段は不要になると云う事。
兎を見て犬を呼ぶ
失敗はすぐに改めれば遅くない、ということ。また、挽回のチャンスはまだ残されている、ということ。兎が逃げるのを見てから犬を放っても遅くない、ということから。
兎を見て鷹を放つ
犬に同じ。
株を守りて兎を待つ
古いやり方、習慣にこだわって、進歩がなく融通のきかないことの例え。「株を守る」ともいう。 (出典:韓非子)
犬兎の争い
犬が兎を追い続け、兎が犬から逃げ続けるうちに疲れきって死んでしまい、それを見ていた農夫が双方を手に入れた、と云う話。「漁夫の利」。
狐死して兎悲しむ
仲間の苦しみを自分の苦しみとして感じ、その苦難を心配するたとえ。同じ山に住む狐が死ねば、兎も自分の身に危険が来ないかと心配することから。(出典:宋史)「兎死すれば狐これを悲しむ」もある。
狡兎死して走狗煮らる
利用価値がある間は使われるが、なくなると捨てられてしまうこと。(出典:史記、淮陰侯伝
脱兎の勢い
きわめて迅速なさまにいうことば。
二兎を追う者は一兎をも得ず
二匹の兎を同時に捕まえようと欲張ると、一匹も捕まらない。同時に二つの違ったことをしようとすれば、どちらも成功しないことの例え。
年劫の兎
一筋縄ではいかない人のことを指す。劫(ごう)=仏教用語で、こう、と読み、きわめて長い時間のことで、長い年月を生き抜いて、悪賢くなった兎の意。
始めは処女の如く終りは脱兎の如し
初めは弱々しく見せかけ、後になって力強さを発揮すること。始めは処女のように弱々しくみせて敵を油断させ、最後には逃げ出す兎のように機敏に行動して、敵が防ごうにも間に合わないようにする、ということから。(出典:孫子

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熟語

烏兎怱怱(うとそうそう)
月日の過ぎるのが早いこと。中国では鴉は太陽の、兎の象徴であった事から。(出典:実隆公記)ちょっと羽化登仙を思い出してみたり。
烏飛兎走(うひとそう)
烏兎怱怱と同様に、歳月の経つのがとても速いということのたとえ。
亀毛兎角(きもうとかく)
亀には毛がなく、兎に角がないように、非実在の物事をたとえたもの。単に亀毛、兎角とも。
狐死兎泣(こしときゅう)
同じ山に棲んでいた狐が人間に捕えられると、兎たちもやがて自分たちにも同じわざわいがやってくると思い、泣き悲しむこと。
狡兎三窟(こうとさんくつ)
兎は逃げる時に逃げ道を沢山用意しておく事から、危機あって身を守るのがうまい事のたとえ。
獅子搏兎(ししはくと)
「獅子、兎を搏(う)つ」という。ライオンはウサギをつかまえるにも全力を出す。やさしいことにも油断せず、全力を挙げて努力すること。搏は、うつ、とる、つかむの意。
兎起鶻落(ときこつらく)
鶻は隼の意。書家の筆運びが、兎が走り出す様や隼が獲物めがけて舞い降りる様の如き勢いである事の例え。

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参考文献・サイト

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